(仕事術) 時間管理フレームワーク「緊急度/重要度マトリクス(アイゼンハワーマトリクス)」
時間管理に役立つ「緊急度/重要度マトリクス(アイゼンハワー・マトリクス)」
緊急度/重要度マトリクス(アイゼンハワーマトリクス) は、アメリカの第34代大統領アイゼンハワーによって考案さました。
後に、「7つの習慣」で有名なスティーブン・R・コヴィー氏が再構築し広めたフレームワークです。
単にタスクを列挙するのではなく、重要度と緊急度の2つの観点からタスクを4つの領域に分類するというものです。
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第1領域: 重要かつ緊急なタスク
最優先で取り組むべきタスクが入ります。締め切りが差し迫った重要案件など、最優先で着手が必要なものが該当します。
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第2領域: 重要だが緊急ではないタスク
重要だが期限に余裕のあるタスクが入ります。長期的な目標達成に必要なものの、期限が先のため後回しにしがちな領域です。適切に期限を設定してスケジュール内で確実に実行に移すことが大切です。
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第3領域: 重要ではないが緊急のタスク
緊急性はあるものの重要度は低いタスクが入ります。できる限り外部に任せるなどして関わる時間を最小限に抑え、第1・2領域の領域のタスクに集中するのがポイントです。
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第4領域: 重要でも緊急でもないタスク
タスクから削除すべき時間の無駄となる作業が入ります。業務の効率化のためにも思い切って排除することが求められます。
このように分類することで、本当に大切なことに集中できるようになります。
マトリクスの活用法
まずは自分の現在の仕事をマトリクスに当てはめてみましょう。緊急で重要な仕事に集中し、それ以外はなるべく避けたり、遅らせたり、削除したりすることが大切です。
- 第1領域(重要で緊急)のことを最優先で行う。
- 第2領域(重要でないが緊急)のことには十分時間をかける。
- 第3領域(重要だが緊急でない)のことは誰かに任せる、または短時間で済ますようにする。
- 第4領域(重要でなく緊急でない)のことは避けるか削除する。
このようにして、本当に大切な仕事に集中できるようになります。人生を有意義にする為に最も大事なのは、いかに第2領域を計画的に時間を割けるかにあります。
また、アイゼンハワーは「極力第1の領域にいることを避ければ、プレッシャーから開放される」と語っています。
まとめ
緊急度/重要度マトリクス(アイゼンハワーマトリクス)は、タスクを見直し優先順位をつける上で役立つ時間管理法です。
時間は有限です。忙しい時こそ、時間管理を効果的に行い、日々の生活をより有意義なものにしましょう。