(仕事術)「MoSCoW メソッド」優先度順位付けフレームワーク
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MoSCoW メソッド - 要件を優先付けする方法
MoSCoW メソッドは、プロダクト開発やプロジェクト管理における機能・要件の優先順位付けの手法の一つで、以下4つのカテゴリーの頭文字を取ったものです。
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Must-Have(必須): プロジェクトの必須要件。実装しないと目的が達成できない。
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Should-Have(望ましい): 高い価値があり、実装することが望ましい重要な要件。
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Could-Have(あれば良い): 付加価値はあるが、プロジェクトの中心的な目的には直接関係しない要件。
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Won't-Have(必要なし): 今回のプロジェクトでは無視する要件。将来のリリースで検討する。
このように分類することで、制約条件下で要件を適切に優先付けできます。
MoSCoWメソッドはは要件を定義する際に、ステークホルダーとともに機能ごとの優先度を決めていきます。 プロジェクトの進行中も、新たな要件が加わった場合に再度優先度を確認することで、開発の方向性をブレずに保つことができます。
メリットとデメリット
メリット
- ステークホルダー間で要件の優先度のコンセンサス形成がしやすい。
- わかりやすく、簡単で直感的なので、顧客へのコミュニケーションがしやすい。
- 要件を分類する際に、リソースの割当を意識するきっかけになる。
デメリット
- 主観的な判断に依存する。
- Must-Have (必須)が複数ある場合、優先度が決められない。
- 相対的な優先度はわかるが、絶対的な優先度はわからない。
まとめ
限られたリソースでプロジェクトを遂行する上で、MoSCoWメソッドのような体系的な要件優先付け手法は強力なツールとなります。